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今話題のアニマルコミュニケーターとは?“ローレン・マッコールさん”インタビュー

2008/7/10

「人間の視点から理解するのではなく、動物の視点から理解する」


 テレパシーを用いた交信によって動物たちとの意思伝達を行い、彼らとの信頼関係を築く新たな手段として注目を集める“アニマルコミュニケーション”。日本では馴染みのない言葉だが、今、この“アニマルコミュニケーン”を通して、ペットである動物たちとの心の悩みを抱える多くの飼い主たちが救われている。今回お話を伺ったのは、世界的に著名なアニマルコミュニケーターのローレン・マッコールさん。動物たちが今何を思い、何を感じているのか。大事なパートナーが私たちに何を伝えようとしているのか。日本では馴染みのないアニマルコミュニケーターというものの役割とその可能性について聞いた。

- 日本ではまだまだ馴染みのないアニマルコミュニケーションですが、具体的にはどういった方法で動物たちとの意思伝達をはかるのでしょうか。

「テレパシーで動物と交信することは、ちょうど皆さんがラジオをお聴きになる際の感覚に似ています。ラジオで好きな局にチューニングを合わせるのと同じようなプロセスで動物たちとの交信を調整します。メッセージを受け取る手段としては、言葉・イメージ・フィーリング・テイスト・ニオイ。それともうひとつ、予期するという手段。実際に動物たちと交信する上でこの予期するという手段も重要な役目を果たしています。ただどうしても伝えておきたいのは、アニマルコミュニケーションを決して神秘的な、不可解なものとしては捉えないでほしいということ。これは科学的な根拠に基づいた方法です。アニマルコミュニケーションという手段は、特別な人間にだけ与えられた能力ではなく、どなたでもすることが可能なもの。一般の方のどなたでもテレパシーというものを持っていいて、私が特別な人間でもなければ、特別な能力を持っている人間でもありません。アニマルコミュニケーションは、誰にでも出来る手段なのです。」

-マッコールさんは世界中で数多くのクライアントを抱え、ペットとの問題を抱えた様々な人たちの心の助けになってこられました。実際に来られるクライアントの方たちにはどういった方が多いのでしょか。

「私のもとに相談しに来られる方は、ほとんどの方がご自分のペットとの理解を深めたいという思いを持っています。一般の方はいろいろな方法で動物たちを理解しようとしている。例えば動物とのボディーランゲージの専門書を読んだり。ただ単に犬の好き嫌いをよく知っているという方もいらっしゃいます。ですが、そういった方たちが、必ずしも動物達の持っている問題行動を直せるとは限りません。私のもとに来られた方の例をあげてお話しましょう。あるご婦人が2頭犬を飼っていました。1頭が年をとっていて、もう一方が若い犬。両頭ともかなりしつけの行き届いた犬たちでした。ところが、その若い犬がもう一方の年をとっている犬に対して攻撃をするのです。こういった問題というのはトレーニングやしつけだけでは直せない問題です。その行動を直すにはどうして攻撃をしかけるのかという理由を確認しなければいけない。このアニマルコミュニケーションの問題というのは、何故この犬がこういった行動をするのか、あるいはこういった行動をしないのかというところをはっきりと見極めることなのです。そのなぜかというところを、人間の視点から理解するのではなく、動物の視点から理解していけば、自ずと問題は解決されるということです。」

- クライアントの方の中には、すでに動物を亡くされた方、つまりペットロスの問題を抱えた方も来られますね。

「私のクライアントの全体を通して40%が、動物を亡くされた方、あるいは今生活している動物が瀕死の状態にある方です。ここでひとつだけお断りしておきたいのは、私は人の悲しみをなだめる為にカウンセラリングを行っているのでは決してないということ。動物を亡くした飼い主の方たちは、動物の死に対する喪失感や孤独感を抱え、またそれと同時に『ああしてあげればよかった、こうしてあげればよかった。』といった罪悪感も抱えています。特に西洋人に多いのですが、ほとんどの人たちが、動物たちが生まれてきて死ねば、もうそれ以上の人生はないという考え方を持っている。そういった考えが、動物たちへの罪悪感を生むのです。しかし、動物にとっての死というものは、本の第一章が終わったということにすぎない。動物の死に直面している飼い主の方を救う上でのアニマルコミュニケーターとしての私の役割は、そういった概念、動物の死生観についてを伝えることになります。」

- そういった上でマッコールさんは、飼い主の方たちに動物における生死の概念を理解してもらうため、動物の『死生観』についての講演をなさっておられますね。具体的にマッコールさんが提唱する『死生観』についてをお伺いしたいのですが。

「もちろん動物には宗教というものはありませんが、精神性、あるいは魂といった考え方はあります。私の考えでは、動物の精神性、魂というものはどちらかというと仏教の概念に近いのかもしれません。私が亡くなった動物たちと交信する際にも言えるのですが、動物を理解するには彼らの死自体を、死というものを越えた大きな概念で捉えなければならない。先ほどもお話しましたが、動物にとっての死は本の第一章が終わったにしかすぎません。そしてその人生は次の章へと繋がります。そういった考え方をすることによって死生観は変わってきます。私が動物と交信するとき、それは物理的な交信ではなく魂と魂との交信ということを知っておいてもらいたい。そしてその魂があるからこそ、物理的な体がなくなった後にも再生、生まれかわりということで別の肉体に宿るのです。」

- 亡くなった動物たちが飼い主の方たちに送るメッセージとして、一番多く見受けられるものはどういったものでしょうか。

「亡くなった動物たちが一番飼い主にして欲しいと思っていることは、自分達の本質的なもの、真髄となるものを愛して欲しいということ。そうすれば、犬猫が物理的な肉体を離れた後にも人間は動物を愛することができます。つまり彼らの魂自体を愛してあげることが大切なのです。もちろん、飼い主の方は動物たちが亡くなった後でも愛し続けるわけですよね。もし彼らの魂を愛せば、動物達もそれと同じように、亡くなった後でもまだなお飼い主のことを愛し続けるのです。実際、それを聞いた飼い主の方はほっとした表情を見せる方が多い。その言葉を聞くことによって、救われる、安心するという反応をという示す方はとても多いのです。」

- マッコールさんは、テリントンTタッチ(動物の身体に非習慣的な刺激を与えることで、心のバランスを整えたり、身体の動きを高めたり、 健康状態を良くしたりするケア)の数少ないインストラクターの一人として、その指導に尽力されておられます。このTタッチ療法について詳しくお伺いしたいのですが。

「Tタッチ療法に関しては2つの側面があります。ひとつは、手の動きによってタッチしていくという一般的に知られているTタッチ。もうひとつはグランドワークと呼ばれているもので、障害物を使った動きによって動物の神経系に働きかけるというやり方。体を動かし、体内にとって始めての刺激を与えることで、細胞内の化学物質の反応が変化し、動物たちの精神が安定します。この結果は科学的にも証明されていることです。Tタッチ療法によって動物たちが持つ精神的な不安や恐怖心を和らげ、心のバランスを保っていくのです。」

- 最後に、日本の飼い主の方へのメッセージをお願い致します。

「ご自分のペットを1つの個性のある動物としてみてあげてください。彼らは、毛皮を着た小さな人間ではありません。人間でも動物でも、この世に生まれてきた意味はそれぞれあり、そしてそれぞれに目的、希望がある。私が伝えたいのは、自分の分身としてみるのではなくそれぞれの個性を尊重してあげて欲しいということ。そうすることによってあなたと動物との信頼関係は飛躍的に改善されるはずです。」


【講演会スケジュール】
アニマルコミュニケーター“ローレン・マッコール(Lauren McCall)”
「動物の死生観」セミナー

日時:7月21日(月・祝)飯田橋レインボービル(東京・飯田橋)
時間:10:00�16:30
講師:ローレン・マッコール(Lauren McCall)
通訳:山崎恵子(優良家庭犬普及協会常任理事、ペット研究会「互」主宰)
主催:優良家庭犬普及協会


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